Anocad 6.31 Update1 がリリースされました。
インストールについて
- セットアップファイルは <ダウンロード> よりダウンロードしてください。
- Anocad のセットアップは既存のインストールを自動的に削除して新しくインストールしたバージョンに置き換わります。
- セットアップを起動した時点で既存のインストールが削除されますので、起動後は必ず最後まで実行してください。
- 操作環境などはすべて引き継がれますのでインストール後はすぐに作業を続けることができます。
- 複数台を導入している場合には、先ず1台でバージョンアップを実行し、動作確認後にその他のPCに順次インストールしてください。
- サポートは最新版が前提となりますので、特に理由がない限りはバージョンアップをお願いいたします。
主な改良点
- ファイルロック
図面ファイルがロックされている場合、ロック所有者(図面を開いているユーザー)を報告するようになった。ロックしたユーザーの情報が隠しファイル「ファイル名.lock」という隠しファイルに保存される。このファイルはテキストエディタで開くことができる。尚、[他形式] ではロックはかけられていない。
- マウスホイール
ホイールアップで拡大、ダウンで縮小するようになった。6.31 までと同じ動作にするには [設定|各種設定][ウィンドウ1][マウス操作] の [□ホイールアップで縮小] をチェックする。
- [レイヤ設定]
表示状態を変更すれば直ちに描画するようになった。[OK] [適用] ボタンは廃止された。これまでは [OK] [適用] ボタンが押されるまで反映されなかった。
- [雲形]
ドラッグ操作でエラーが発生し作業を継続できなくなることがあった。図面を縮小して表示して大きな雲形を作図する場合、雲(円弧)の数が多くなると発生する。次のように改良された。
- 雲(円弧)数が最大300から1000になった。1000を超える場合は始点と終点の間の雲が大きくなる。
- [機能設定] の [雲の円弧の最小直径:] は円弧の直径をmmで指定するが、負値を指定するとその絶対値を画面のピクセル数とみなすようになった。例えば -20 を指定するとその時の画面の10ピクセル分のmm値が雲の最小直径となる。図面の拡大縮小状態によって雲の基本的な大きさが変わる。
- DXF・DWG
UNICODE や任意の文字コードに対応できるようになった。
- ファイルを選択した後の [用紙と基本スケール] ダイアログで [文字コード:] を指定する。
- [自動検出] では BOM有 の UTF-8/16 を判定しその他は ANSI と見なす。
- [自動検出] で文字化けする場合には [UTF-8] など文字コードを直接指定する。
[KS] アプリの改良点
- PLOTファイルのペン番号の処理を変更
PLOT(.plt)ファイルのペン番号の処理が次のように変った。
- 現行:ペン番号は線色を表し、それに付随してレイヤを決める。
- 改良:ペン番号はレイヤに対応し、線色はそれに付随して決める。
<読込>
- .plt のペン番号1~253がレイヤ1~253となる。
- ペン番号1~8の要素は KAP の固定色と同じ色になる。
<保存>
- レイヤ番号0~253を .plt のペン番号1~253として出力する。
- ペン番号として[無視]を指定したレイヤは出力されない。既定ではレイヤ0が[無視]。
- Anocad の色情報は失われる。
以上、よろしくお願いいたします。